漢方で痛みはどう捉える?


薬剤師の資格をもつ漢方アドバイザー りえです。

今日は大阪も朝からすごい風。
家の玄関のドアがガタガタするぐらい吹いてました。

朝晩も冷えてきて、家族が体調を崩す中、私も頭と喉が痛くなってきて…。

今、体調を崩すわけにはいかない!!
と氣合いと葛根湯を投入!!

あとはしっかり休んで回復させます。

台風が近づくと氣圧の変化からか、頭痛になることはありませんか?


私は元々、片頭痛持ちなので、氣圧の変化もですが、疲れた時には真っ先に頭が痛くなります。

漢方では『痛み』の原因を次のように考えます。

『不通則痛(ふつうそくつう)』
体内に詰まりがあり、氣や血の流れが悪くなることで、痛みが生じる。

『不栄則痛(ふえいそくつう)』
大切な陽の氣や血が不足することによって、痛みが生じる。(栄養不足による痛み)

これは頭痛に限らず、様々な痛みに当てはまります。

なので、『不栄則痛』が原因の痛みに対して、いくら鎮痛剤を飲んでいても
効果がないわけです。

私も片頭痛がひどくてなかなか治らない時は、鎮痛剤を飲んでいました。


当時は痛みが治まるからと思っていましたが、今考えると、
薬を飲むことで痛みが和らぎ眠くなり体を休める。


つまりは、体を休めることが重要だったのかなと思うようになりました。

鎮痛剤はあくまでも対症療法。

うまく使って常用はしない。
頭痛の根本的な原因を解決しないと、薬で一時的におさまってもまた繰り返します。

頭痛にも体質から見るタイプについては次回。

今日はなんかちょっと漢方ブログ(笑)