冬の養生と朝の30分

薬剤師の資格をもつ漢方アドバイザー りえです。

ここのところ寒くなってから、朝、なかなか布団から出れません。

アラームが鳴りますが、1回では起きれず、止めては寝て止めては寝て…。

粘って粘って、やっとこさ娘に声をかけ、私も起きるんですが、娘がさっと起きるわけがなく、朝はバタバタ。

自分に余裕がないのでそのうち娘も急かしてしまい、

「わかってはいるけど起きれない」

そんな毎日を過ごしてました。

ある日、たまたまいつもより30分早く目が覚めて、トイレにも行きたかったので、意を決して布団を出ました。

いつもは見送れない夫を見送り(いつもごめんね)

朝の用意をしていると、

トン、トン、トン、、、

娘が1人で起きて降りてくるではありませんか!

毎日起こすのに必死で、なかなか起きない娘が、私が寝室にいないのに氣がついて、1人ですんなり起きてきました。

その日は朝の洗い物も片付き、洗濯も干して、

なんなら調子に乗って、晩御飯用のお米の炊飯予約までして余裕で出発できました。

たった30分早く起きただけで。

なんということでしょう!

漢方では立冬から立春までの3ヶ月の冬の時期を

『閉蔵(へいぞう)』

と言って、

『全てのものがうちに納められる季節』

と考えます。

一本の木に例えると、

秋に果実を実らせ、冬には春に向けて種に栄養分や氣をじっと蓄えて、春に一氣に芽吹く。

冬はそんな季節です。

そして中医学の古典には、冬の養生法として、

✔️夜はいつもより早く寝て、朝は日の出より遅く起きる

✔️寒さから身を守り、暖かく過ごす

✔️活動的にならず静かに過ごす

と書かれています。

私の場合、睡眠時間はしっかり確保していますが、日の出からかなり時間が経ってました。

布団が氣持ちよくて、つい笑

まだまだ寒い日々が続きますが、暦上は冬の時期はもう少し。

朝の30分を確保しながら養生していきたいと思います。