秋と梅干し

薬剤師の資格をもつ漢方アドバイザー りえです。

久々の秋晴れでしたね~。
空氣が澄んでてちょっと冷んやりしてて。

空氣を吸い込むと身体と心の滞りがすーっと流れていく感じがしました。

先日、6月に初めて挑戦した梅仕事の自家製梅干しができあがりました。

私のお友達、糀マイスターのたえちゃんの発信されてることが素敵で大好きで、
申年ということもあり、たえちゃんの影響を受けて見よう見まねで梅仕事をしてみました。

初めてながらも予想以上の出来栄え。

ちょっとショッパイスッパイですが、最近のお弁当のお供になってます。

自分で漬けた梅干し。
私にもできたとちょっと感動。

ちょうど梅干しも出来上がったので、
今日は漢方での「秋」と「梅干し」の関係をお話ししようかなと思います。

「秋」にみる漢方の智慧

ところで…。

漢方の古典では秋の3ヶ月は「容平」と言います。

春に芽吹き、
夏に生長した草花や木々が、
秋に実を結ぶ。

そして冬に向けて翌年のためのエネルギーを種に蓄えるために、
内側に収める時期を迎えます。

秋は収れんさせる季節。
この秋と梅干しにどんな関係が⁈

秋の養生と梅干し

漢方では季節と真逆の養生はしない方がいいと考えます。

季節の流れに沿って生活をする。
自然に逆らうのではなく、自然に寄り添って生活をする。
それが漢方でいう養生の考え方です。

前回秋の養生についてお話ししましたが、実は秋にもオススメなのがこの梅干し!!

梅干しに限らず、酸味のあるものは収れん作用があるので秋にぴったり。

梅干しは消化作用もよくするし、下痢にもいいですよね。

秋は乾燥しやすい季節なので、特に汗をかきやすい人は、
発散作用のある辛い味のものは控えめに。

ただし、最近は冷房がきいていて、
夏でも快適に過ごせるようになったので、
夏に冷えた場所にじっとしてあまり汗をかかないような人は、
秋でも発散作用のあるものを摂ってもOKですよ~。

いいからと言って、そればかり食べるのではなく、

「あっ、そういえば、、、」

と思い出した時に取り入れてもらえるといいなと思います。

余談ですが、、、
梅仕事をした時に、母に梅干しを漬けてみたことを話したら、

「梅干しは1回漬けたら、3年は続けなあかんらしいで」

と、おばあちゃんの知恵みたいなことを言われました!

知らなかった…

3年といわず、これを機に毎年続けます!!