秋の養生

薬剤師の資格をもつ漢方アドバイザー りえです。

大雨の後から雲のないすっきりした青空が多くなったと思いきや今日の暑かったこと。
ベランダプールもいいけど、できれば元氣いっぱい走り回ってほしいなと、
近くのじゃぶじゃぶ池へ行きました。

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思った通り氣持ちよくびしょびしょになって遊んでいた娘。

まだまだ暑い日はあるようですが、以前より空氣がさらっとしてる。

少しずつ過ごしやすくなりそうです。
今日は特別暑かったですが…。


8/7の立秋からどんどん季節は秋へ。
今日はこれからくる秋をどう迎えたらいいかについてお話ししたいと思います。

秋は物悲しい

夏至をピークに陽の氣は衰え始め、陰の氣が少しずつ盛り返して、
9/22の秋分を過ぎると冬至に向かって陰の氣は満ちてきます。

発散の季節はもうすぐ終わり。
冬に向けて体内に氣が収まる季節の始まり。


秋は気候としては好きなんですが、秋になるとなぜか物悲しくなりませんか?


夏の楽しかった出来事が一段落して思い出になってしまう。
あ、もう終わってしまったんや…。

この悲しいという氣持ち。
悲しみや憂鬱な氣持ちが強すぎると、漢方でいう肺に影響します。


また秋になると空氣も乾いてきます。
実はこの乾燥も肺に不調をもたらす原因になるんです。

秋と「肺」

漢方での肺とは、いわゆる臓器の肺だけではなく、
呼吸をつかさどる体内の水分代謝を調節するなどの生理機能を含めたものを言います。


なので秋だからといって物悲しさにふけってばかりではなく、
紅葉の美しさに感動したり秋の味覚を堪能したり
ちょっと繊細になっているこの時に感性を磨くようなことを取り入れて、
季節の移り変わりを楽しんでみてください。


そして食べ物で乾燥を防いで潤いを。


✔️酸味と甘味のある秋の旬の果物
りんご、梨、ぶどう、かきなど


✔️白い食材
れんこん、大根、白ごま、豆腐、くるみなど


辛いものや刺激の強いものは乾燥させてしまうので、秋は控えめに。


秋は実りの季節です。
自然の恵みをいっぱい受けて成熟した果実や木の実を食べていい氣を補充してくださいね。