水のはなし

薬剤師の資格をもつ漢方アドバイザーりえです。


梅雨というより台風のような雨が続いてますね。
朝干した洗濯物が夜に乾いてなくて、干しっぱなしにしてたら、夜中の大雨でまた濡れるという失態を
2回繰り返し笑、2日分の洗濯物をもってコインランドリーへきております。


今日は、外は風があって過ごしやすいですが、家の中はなんかジメジメ、じっとり。
この時期、家の中がジメジメということは、身体の中もジメジメしやすいんです。

この時期に出やすい不調から、今日は「水(すい)」について
お話ししようかなと思います。

湿氣が多い時に出やすい症状

雨が降りそうな時や降っている時に、
✔️むくみやすい
✔️頭痛がする
✔️めまいがする
こんな症状がでやすくないですか?


私は元々足がむくみやすいんですが、雨の前は下半身だけがズドーンと重だるい感じになります。


先ほど書いたような症状が出やすい場合、漢方的には水毒(すいどく)といいます。


症状は全然違うのに漢方的にはひとくくりなんですよね~。
いや~、面白い。


そして、梅雨のような湿気の多い時期は、元々水毒の体質だとより症状がでやすくなり、
不調になることが多くなります。


ではこの漢方でいう水(すい)とはなんでしょうか?
なんとなく想像がつくかもしれませんが…。

「水(すい)」って何?

水とは、血液以外の水分のこと。
つまり、汗、涙、尿、リンパ液、消化液などを意味します。


水も氣と同じように滞ることなく身体を巡っていればいいのですが、滞ったり不足したりすると
なんらかの不調が出てきます。


むくみ、めまい、頭痛、消化不良…
水が滞る場所が異なるだけで、全て水毒による不調です。

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ジメジメしてるからといって、心も身体もずっしりしたくな~い!!
ではこの滞った水をどうやって巡らせましょうか。

「水」を巡らせる方法

マッサージは水の巡りもですが、血の巡りもよくなります。
足つぼマッサージとか足湯でも全身がポカポカしますよね。

水は血よりゆったり、もったりのイメージ。
なので巡るのに時間がかかるし余分な水分はどうしても滞りやすくなります。


マッサージはもったりな水に
「あなたの居場所はここじゃないよ、動いて〜」
と動く方向を覚えさせることができます。

むくみやすい人はマッサージをして、下に溜まっている水に
「こっちへ戻ってきて〜」
と身体に覚えさせるのがいいそうです。


実は私も以前、同じアドバイスをもらいながらさぼり氣味なので、
自分のケアもしないとと書きながら思っています汗

そして、余分な水分を出しやすい食べ物は、
小豆、大豆、とうもろこし、はと麦、なす、とうがん、すいかなどの利尿作用のあるものがおすすめです。


外は暑いし、ムシムシするから涼しく快適な室内に居たくなりますが、
たまには無理なく汗をかいて余分なものをデトックス。
そしてあったかい湯船にゆっくり浸かって、お風呂上りのマッサージ。


汗をかくだけだと明日にしようかな…と思ってしまいますが、
お風呂とマッサージまでをひとくくりにしてしまうと、
なんとなく汗をかくのも悪くないなと思ってしまいませんか?

あれ、私だけ?笑


花粉症やアレルギーのある方は、夏の時期に余分な水分を溜めこまないようにすると症状が軽くなりますよ。


夏は発散の季節です。
暑くても閉じこもらないで、外に出て発散して、余分な水分をデトックスしましょう。